アルカリイオン水とは
アルカリイオン水は、アルカリイオンを含有する水で、一般的に pH値 が、9~10の電解水の事を言います。
「 アルカリイオン水 」のほかに、「電解水素水」や「電解還元水」などの、いくつかの呼び方があります。
アルカリイオン水は市販のペットボトルに入ったものや、専用の機器を使って水道水をアルカリイオン水にして利用するものがあります。
pH値が10よりも高いものは飲用には適さないようです。
ph値:
0~14の数値で表現されます。
7が中性で、0に近いものを酸性、14に近いものをアルカリ性と言います。
(酸性)0------7------14(アルカリ性)
アルカリイオン水の効果
アルカリイオン水の一番のメリットは、「胃腸機能の改善が期待できる」ことです。
胃もたれや胃の不快感をやわらげたり、胃腸の働きを助け、お通じを良好にします。
これは、厚生労働省が認めていることです。
アルカリイオン水はアルカリ性ですから、胃酸を中和することによって、胃酸過多を効果的に改善できると考えられています。
しかし、アルカリイオン水は薬とは違うので、飲んだからと言ってすぐに症状が改善されるものではないようです。
毎日、継続的に飲むことで、胃腸機能の改善に役立てる事ができます。
アルカリイオン水の入手方法
市販のアルカリイオン水を購入する
アルカリイオン水は、色々なメーカーからペットボトル入りのものが販売されていますので、スーパーやネット通販で購入することができます。
市販のアルカリイオン水は、天然水を電気分解したものが主流ですから、おいしい軟水を楽しむことができます。
安価に購入することができるので、アルカリイオン水を試してみるには都合が良いですね。
なお、市販のアルカリイオン水を購入する場合は、パッケージに記載してあるpH値を確認して購入するようにします。
整水器を使って作る
整水器を水道に接続してアルカリイオン水を作るタイプのものと、水を用の容器に入れてアルカリイオン水を作るタイプのものがあります。
整水器からアルカリイオン水を作る場合には、pH値の濃度調整が可能です。
その日の体調によって、pH値を変えていきながら体のコンディションを整えていくことも出来ます。
また、アルカリイオン水を作る過程で作られる酸性イオン水は、お肌を引き締める効果があるので、洗顔や化粧水として使えるようです。
市販されているアルカリイオン水の整水器は多種多様ありますので、それぞれの機種のメリット、デメリットを把握したうえで、ご自分のライフスタイルに合った機種を導入しましょう。
アルカリイオン水の飲み方
初めてアルカリイオン水を飲む人は、pH値が低め(ph8~9)のものを、コップ一杯から。
2週間くらいで、飲み慣れてきたら、体調や体質に合わせて量を増やしていくと良いでしょう。
ただし、1日のアルカリイオン水の摂取量は、体重の5%を上限にするようにしましょう。飲みすぎは危険です。
健康の維持を目的にするのであれば、体重の2%程度までが良いでしょう。体重が50kgの人であれば、1日に1リットルで十分ということになります。
体内バランスを整えるのが目的ですから、体のコンディションに合わせて飲むようにしましょう。
料理での利用
アルカリイオン水を使うと、素材の味をいっそうおいしく引き出す効果があるといわれています。
- 「強アルカリイオン水」はゴボウ等のアク抜きに効果を発揮する。
- 「弱アルカリイオン水」でコーヒー、紅茶を入れると、味がまろやかになる。
- お米を炊くと、ふっくらと炊きあがる。
- 昆布の旨味成分は通常の水の2倍抽出できる。
- パンはふっくら焼きあがる。
- 緑茶は、色よくなり、カテキンやアミノ酸の抽出量が多くなる。
以上、「アルカリイオン水の効果」でした。